イーハトーブNo.14

また新しい春がやってきました。2000年幕開けの春です。何か新しい出発がありそうで、ことさらに待ち遠しかったように思います。しかしここに至ってみれば、ふだんと変わることのない春ですが、ふきのとうの淡い緑にふれると懐かしいような喜びを感じることが出来ます。皆さんにおかれましては、どのような春をお迎えでしょうか。わがクリニックでは大異変がありました。

昨年12月には小川慶子さんが、今年の3月には佐藤香苗さんが結婚のため退職されました。アルバイト時代を入れると、佐藤香苗さんには平成6年より、小川慶子さんには平成9年より勤務していただきました。二人の明るく有能な歯科衛生士さんを一挙に失ったのは大変な痛手ですが、二人の新しい出発です。喜んでお送りすることとしました。お二人の末永い幸せを願うものです。この二人に代わって、新たに二人の歯科衛生士さんを迎えることになりました。佐々木郁子さんと菊地瞳さんです。すでにもう何年も診療室にいたかのように溶け込んでおります。また日曜日には宮城歯科衛生士学院の学生さん、島裕子さんと篠原ちよさんにお手伝いに来ていただくこととなりました。前任の二人同様によろしくお願いいたします。

	どんな目的で使うの？	どんな不正咬合に使うの？	これらの装置は、全て成長を利用する治療法ですので、子供さんに使用します。主に寝ている時に使用しますが、使えば使うほど効果が出ます。また、使用時間は1年以上になりますので、根気強く使用していただく必要がありますし、患者さんの協力が重要となってきます。当クリニック独自に、チンキャップとMPA用に水色のギンガムチェック柄の帽子を作ってみましたヨ。黒い帽子を使っているお子さんで、チェック柄を使ってみたい方は、先生にお話してネ。最後に、装置の輪ゴムは決められたように定期的に交換を忘れないでください。それから、何か使っていてトラブルが生じた場合も教えてくださいね。（ゆかり）
1.E.O.A	●奥歯を後ろへ動かして歯をならべる為の隙間を作る ●上あごの成長を抑える	●上顎前突（出っ歯）
2.MPA(上顎前方牽引装置)	●前歯のかみ合わせの反対を直す ●上あごの成長を促す	●反対咬合（受け口）
3.チンキャップ	●下あごの成長を抑える	●反対咬合（受け口）

今回は、矯正治療の痛みと、歯みがきについてお話ししましょう。矯正治療を受けた当日から２、３日の間は、食べるのも痛いけれど、歯みがきの時ブラシがあたっただけでも痛いことありませんか？そんな時には、ムリをせず、少しずつステップをふんで歯みがきをするのが良いのでは？と考えてみました。

●まずいつも通り、歯と歯ぐきの境目をていねいにブラッシングします。そして、クリニックで歯みがきの練習をしたのを思い出してみて下さい。どこに汚れが残ってたかナ？私の場合は、歯と歯にすき間がたくさんでてきたので、歯間ブラシをすき間がある所と、ワイヤーの下にも通します。

以上、３ステップぐらいでいつもの歯みがきに戻れそうです。
治療当日、痛みがある時はムリをしていつも通りに磨かなくても良いかと思います。でも、痛みがとれてきたのに、楽をして簡単に歯みがきをすませるのは、良くないですよね。痛みの感じ方は人それぞれですし、治療の内容によっても違います。全く痛くない場合は、治療当日からていねいに磨きましょう。（ちえ）

◎2月初旬から約1ヶ月、宮城歯科衛生士学院から2名の実習生がやって来ました。水色の白衣を着た学生さんに、ブラッシングをしてもらった方もいらっしゃると思います。入学以来、初めての病院実習ということで、患者さんと接する時は、ずいぶん緊張していた様子でした。今後は日曜日のお手伝いに来てくれることになりました。皆さん宜しくお願い致します。

◎それから、診療室の風景と言えるでしょうか？当院の歯科衛生士2名が退職いたしました。昨年12月をもって小川慶子さんが、2月をもって、私（佐藤香苗）が結婚を機に退職いたしました。私は、学生時代も含め、5年半ここで働かせて頂きましたが、患者さん方、お母様方とも、ずいぶん楽しくお話もさせていただきました。本当にありがとうございました。きれいな歯ならびのために、大変なこともあるでしょうけど、頑張って下さい。そして、糖塚先生、チーフをはじめ、スタッフの皆様、楽しく働かせて頂けたことに本当に感謝しております。いろいろとご指導いただきありがとうございました。
そして当院には、新しく二人の衛生士が加わります。とてもやさしいので皆さん気軽に話しかけて下さいね。（かなえ）

●小川さん
結婚の為去年の12月に退職致しました。私がこの病院でお世話になったのは専門学校の時で、日曜日のアルバイトがきっかけです。アルバイトをしながら、この病院で将来働けたらと夢を持っていました。それが現実になりすごく嬉しかったことが今、なつかしく思い出されます。何も分からない私に先生をはじめスタッフの方々が温かな目で見守り、ご指導くださったおかげでこれまでやってこれたとも思います。常に笑いの絶えない病院で、また患者さんとの距離も感じることがなく毎日を楽しくすごすことが出来ました。突然の退職で皆様にご迷惑をおかけした時も快く、しかも温かなお声をかけて下さり感謝の気持ちでいっぱいです。この病院で学んだことを生かして温かな家庭を築いてゆきたいと思います。いつか、お会いできることを楽しみにしております。皆様方の益々のご活躍とご健康を心より祈っております。（けいこ）

●佐々木さん
歯科衛生士の佐々木郁子です。私も矯正治療をしていた事があり、ここで働ける事になり、楽しく働かせていただいています。治療にきた時には、どうぞ声をかけてください。（いくこ）

●菊地さん
7月から日曜日だけお手伝いに来ていたのでご存じの方もいらっしゃると思いますが、3月から正式にスタッフとなりました。一日も早く皆さんの顔と名前を覚えて仲良くしていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。（ひとみ）

　今回ペットショップにお勤めの伊藤さんから、楽しいペットの口の健康管理のお話を頂きました。犬の世界も人の世界も同じですね。また堺慎吾君のお母さんからは、これにあわせて愉快なイラストを書いて頂きました。堺君のお母さんはプロのイラストレーターだそうです。これを機会に皆さんのいろんな体験や意見、趣味あるいは作品などを紹介するコーナーを設け、皆さんと共に楽しいイーハトーブを創ってゆきたいと思います。コーナーの名前はフリーに利用していただくイーハトーブという意味を込めて「フリートーブにようこそ」としました。是非ご応募、ご利用下さい。次回は7月発行の予定です。

犬や猫も人間と同様、いろいろな歯のトラブルがあります。代表的なものでは口臭でしょうか。原因としては口内炎や歯石、さらには歯周病などが考えられますが、症状が悪化した場合には歯を失うだけでなく命に関わることも十分考えられるので軽視はできません。
　また、犬種によっても異なりますが、犬にも不正咬合が少なからずあります。小型犬では永久歯が生えそろっても乳歯が残存し、歯列不正になってしまうケースも多いようです。不正咬合や歯列不正のコは歯に汚れがつきやすく、当然お口のトラブルも引き起こしやすくなってしまいます。
　犬には矯正治療や入れ歯などありませんので、人間以上に歯は大事にしてあげなければいけないのかもしれません。そんなトラブルを未然に防ぐためにも『ペットのはみがき』は重要視されてきていて、実行されない飼い主さんには是非お勧めしたい習慣の一つです。形もさまざまなものが発売されています。

イラスト : 堺　真貴さん

　動物病院で定期的に歯のチェックをしてもらう事もとても大事です。でもそれ以上に肝心なことは品質の良いフードを与えてあげることです。歯みがきをしていても不適当な食事（お肉、おやつ中心の人間の食べ物など）では歯のトラブルどころか栄養バランスが崩れ健康まで害してしまう可能性があります。私達は大事なペットの健康を第一に考えおすすめできる商品、習慣を提案しています。
　ペットの健康は飼い主さんにかかっています。お店に来店されるお客様には、些細なことでも構いませんのでご遠慮なく質問していただければ幸いです。

ペットプラザフレンディ　伊藤紀美子さん

身も心も軽やかになる季節がめぐってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。先日、仙石線の地下駅に行ってまいりました。新しく美しく整備されて、通院にも便利になったのではと期待して見てまいりました。診療室と駅周辺を地図にしてみましたので、参考にしてください。

●当院で発行している領収書やレシートは大切に保存し、来年の医療費控除の時にご利用下さい。
●車でおいでの方は第一松栄パーキングをご利用下さい。駐車券をお渡ししております。

診療時間は火・水・木曜日は…１１：００～１９：００　土・日曜日は…１０：００～１９：００